②過去問のご利用は計画的に!

受験にとって一番の指針は

過去問だと思います

 

 

過去問を解けば受験は

何とかなると考えてはいませんか?

 

それはとても危険です

 

 

まず勉強で大事なことは

 

大学の志望校のレベルと比べて何が足りないのかを明確にして勉強する


苦手な部分をピンポイントで対策する

 

ということです


冬休みに過去問を中心に

据えて学習をする

 

のはよい戦略ですが

過去問演習だけをしていると

惜しいことが起きます

 

過去問演習をすることで 

問題傾向がわかったり

 

時間配分や解く順番を考える 

など予行演習はできますが

 

過去問演習では

自身の苦手な分野を潰す

ということはできません

 

例えば、英語の過去問を

5年分解いたとしましょう

 

その結果文法で比較表現の問題ばかり

を間違えていることに気づいたとします

 

毎年毎年比較表現が出るわけではないし

出たとしてそれを復習するだけでは

体系的に比較表現を理解する

ことはできず

 

出るたびに間違えたり

正解したりを繰り返すだけで

効率的な学力上昇にはつながっていません

 

せっかく弱点を見つけたのに

放置するのはもったいないです

 

そこで『ネクステージ』で

比較のセクションを使って演習したり

 

文法の理解が怪しいと思うのなら

エバーグリーン』などの文法書で

弱点を克服されるとよいでしょう

 

さらに、上で書いたように

過去問演習をするときは

採点して解説を読んで終わるのではなく

 

自分の弱点はどこにあるかを探すことが大事

 

ただ解いて採点して

一喜一憂するだけではあとにつながらない

 

というわけです

 

 

次にどの過去問を

どれだけやるかを決めましょう

 


とくに志望校に国公立大学が入っている人は

 

共通テストと国公立二次試験

あるいは私立大学個別試験

 

と三種類の試験に対応しないといけないので

 

どの比率で対策をするか

を考える必要があります

 

対策比率を考えるために、

まずは大学の志望順位や 

 

共通・2次比率を再確認する必要があります

 

それから、科目の得意不得意

受験校を見渡して

どの科目が重要=得点割合が大きいか等

 

も考慮する必要があります

 

これらの情報から

 

(1) どの科目ができれば受験の成果を最大化できるか

 

(2) 成績を一定値伸ばすのにもっとも時間がかからない科目=コスパの高い科目はなにか

 

を推測し、

その情報をもとに何を優先して

取り組むかを決めるのがよいでしょう

 

残念ながら以上の情報がわかっても

はっきりと何を何回やれ

ということは一概に決められません

 

それでも、時間が有限であることを考えれば

 

合理的な手順で優先順位をつけることは重要です

 

 

つぎに休憩することも大事です


直前期ともなれば

 

一日の中で自由に使える時間を

すべて勉強に回したい

 

という気持ちになることがあると思いますし

そうしたい気持ちはわかります

 

しかし思い切って寝ることがとても大切です

 


疲れてしまったら

まだ今日中にやることが残っていると思っても

さっさと寝てしまったほうがよいでしょう

 

冬休み、時間がたくさんあるので

張り切ってしまいがちですが

 

疲れて眠たいのに勉強をすれば  

早く寝たいとしか考えられず

 

肝心の科目の内容を考えられない

つまりただこなすだけの勉強になり無駄です

 

元気なとき

頭の冴えているときに頑張りましょう

 

 

最後に年末年始はゆっくりしましょう


勉強勉強ばかりでは

こころの健康にもよくないので

 

せめて、年末は家族でテレビを見るなり

家族とたくさん話したりして

人間らしい生活を贈りましょう

 

よい気分で勉強をすることが

結局効率につながります

 

では、みなさん良いお年を!